厳しい環境下でも耐えうるアップデート版の3.0がスタンバイ!
ニューヨークを拠点に世界的に活躍するアーティスト"TOM SACHS(トム・サックス)"は、日常の素材を独自のDIYスピリットで再構築し、ユニークな作品を生み出している。特に2012年に発表した架空の宇宙船打ち上げ計画をテーマにしたインスタレーション"SPACE PROGRAM: MARS(宇宙計画: 火星)"は大きな反響を呼んだ。このプロジェクトの中で、"NIKE(ナイキ)"とのコラボレーションモデルが誕生。車のエアバッグやヨットの帆、宇宙服など、通常のスニーカーでは使用されない素材を駆使した"MARS YARD(マーズ ヤード)"は、芸術品として高く評価された。
2017年には、耐久性をテストし改良を重ねた"MARS YARD 2.0"をリリースし、2019年には防寒対策を施しブーツスタイルにアップデートした"MARS YARD OVER SHOE"を発表。そして2020年には、着用テスターを募集しデータを元に改良を重ねた"MARS YARD 2.5"の制作がアナウンスされた。しかし、同年に元従業員から"トム・サックス"によるハラスメントの告発があり、"NIKE"とのパートナーシップは一時休止となった。
2024年9月30日に両者のコラボレーションが再び始動することが発表され、2025年には待望の"MARS YARD 3.0"がリリース予定。最新作は、これまでのシリーズで得たデータを元にさらなるアップデートが加えられ、厳しい環境下でも耐えうる設計が施されている。いま開発の最終段階にあり、つま先のガードを広く設計したり、アイレットの補強を削ったり、そしてアウトソールのラグパターンも変更されるようだ。現在は着用サンプルとして、グレーとブラックカラーがリークしている。
海外では2025年にナイキ取扱店にて発売予定。価格は未定。また新たな情報が入り次第、スニーカーウォーズのTwitterやFacebookなどで報告したい。