70年以上の歴史を刻む名作がY2Kスタイルに刷新!
その物語は1950年、戦後ドイツの混乱期にまで遡る。”ADIDAS(アディダス)”の創業者アドルフ・ダスラーが生み出したフットボールシューズ、”SAMBA(サンバ)”。凍てつく冬のピッチでも確かなグリップ力を発揮する革新的なアウトソールと、アディダスを象徴するスリーストライプを纏ったこの一足は、瞬く間にアスリートたちの信頼を獲得。特に、西ドイツが"ベルンの奇跡"と呼ばれる劇的な優勝を遂げた1954年のスイスワールドカップでの活躍は、"SAMBA"の名を世界に轟かせ、アディダスブランド躍進の揺るぎない礎となった。70年代にはその活躍の場をサッカーフィールドからストリートへと広げ、英国のカジュアルズカルチャーに受け入れられ、さらには90年代の日本のパンクシーン、そしてスケートボードやピストバイクといったサブカルチャーの中でも独自の解釈で愛され、"SAMBA"は単なるスポーツシューズから時代を超えたストリートの絶対的アイコンへと進化を遂げていった。
そんな輝かしい歴史を持つ"SAMBA"を、現代のストリートシーンに向けてリファインしたのが "SAMBA JP (サンバ JP)" だ。オリジナルの持つクラシックな魅力はそのままに、現在の"ブロークコア"や"フットボールコア"といったファッショントレンドに合わせたディテールにアップデート。アイコニックなTトゥは省略し、フットボールスパイクと同様にステッチを施し、ヒールにも補強パーツを配置。そしてロングタンによってユニークさを際立たせている。カラーリングもメタリックブルーをメインに使い、シャープな輝きを放つシルバーメタリックのスリーストライプスが駆け抜け、洗練されたコントラストを生み出す。
海外では2025年夏にアディダス オリジナルス取扱店にて発売予定。価格は$120。また新たな情報が入り次第、スニーカーウォーズのXやFacebookなどで報告したい。