2000年代初頭のテクニカルなランニングシューズが再びストリートの脚光を浴びる中、そのムーブメントを象徴する一足として高い人気を誇るのが、"ASICS(アシックス)" の "GEL NYC(ゲルNYC)"。ニューヨークを拠点とする人気ブランド"AWAKE NY (アウェイク ニューヨーク)"の創設者であり、ストリートカルチャーに精通する"ANGELO BAQUE (アンジェロ・バク)" が共同開発者として名を連ね、彼の"ASICS(アシックス)"への深い愛情と、ニューヨークの多様なストリートスタイルへのリスペクトが込められている。
デザインのベースとなったのは、2000年代初頭を象徴するランニングシューズ"GEL-NIMBUS 3 (ゲル ニンバス 3)"。そのアッパーデザインに、同じく2000年代の個性的なカットパターンが印象的な"GEL-MC PLUS V (ゲル MC プラス V)" の要素を巧みに取り入れ、さらにソールユニットには安定性に優れた"GEL-CUMULUS 16 (ゲル キュムラス 16)" のものを採用。ジャクソンハイツ、クイーンズ、サウスブロンクスといったニューヨークのストリート、さらにはパリ郊外の若者たちが愛用する"ASICS"の姿をイメージしてデザインされたという、まさに過去と現代、そしてリアルなストリートの空気感が見事に融合したハイブリッドモデルとなっている。
ニューヨークの都市風景を彷彿とさせる新たなカラーウェイがスタンバイ。 今回のインスピレーションは、霧がかった朝の摩天楼を包むコンクリートの色合い。アッパーは、"CLOUD GREY (クラウドグレー)" のメッシュをベースに、"CEMENT GREY (セメントグレー)" のスエードオーバーレイを重ねることで、クールで都会的なグレーのグラデーションを表現している。その落ち着いたグレーのトーンに、まるで日の出の光や、街を照らすネオンサインのような鮮やかなオレンジのアクセントが、"GEL (ゲル)"クッショニングのウィンドウ部分やヒールサイドのアシックスロゴに採用され、デザインにエネルギッシュな印象をプラス。2000年代のアーカイブと現代のストリートセンスが見事に融合した逸足となっている。
海外では2025年6月にアシックス取扱店にて発売予定。価格は$140。また新たな情報が入り次第、スニーカーウォーズのXやFacebookなどで報告したい。