【2025年発売予定】ナイキ クライオショット マーキュリアル R9 & ティエンポ R10

伝説のサッカースパイクが街履きスニーカーに！
TikTokやInstagramを席巻し、Z世代を中心に爆発的な広がりを見せる"#bootsonlysummer"ムーブメント。本物のサッカースパイクを日常のファッションアイテムとして大胆に取り入れるこのスタイルは、海外セレブをも巻き込み、サッカーユニフォームをファッションに落とし込む"ブロークコア"をさらに発展させた形で、新たなトレンドとして急成長を遂げている。しかし、金属や硬質プラスチック製のスタッド（突起）を持つスパイクをコンクリートジャングルで履きこなすことは、滑りやすく危険も伴い、その実用性には疑問符が投げかけられていた。
そんな中、スポーツとカルチャーの境界線を常に塗り替えてきた"NIKE(ナイキ)"が、この問題に真っ向から取り組み、「ピッチ上の歴史とヘリテージをストリートに持ち出す」という革新的なコンセプトのもと、新たなフットウェアラインを始動させた。その名は、"NIKE CRYOSHOT (ナイキ クライオショット)"。「Cryo（クライオ）」が意味する"冷凍"の名の通り、まるでサッカー史に名を刻む伝説的スパイクのDNAを、その輝きと共に未来へと"氷漬け"にして蘇らせるかのような、野心的なプロジェクトとなる。
"NIKE CRYOSHOT (ナイキ クライオショット)"の最大の特徴であり、そのコンセプトを体現するのが、アウトソール構造だ。従来のサッカースパイクが持つ、芝生の上で最高のパフォーマンスを発揮するためのスタッドは、コンクリートの上では歩きにくさや危険性を伴った。しかし、"CRYOSHOT "では、そのクリート部分全体を透明の強化プラスチック素材でカバーし、靴底を平坦で安定したものへと大胆に再構築。これにより、スパイク特有のアグレッシブなルックスはそのままに、ストリートでの快適な着用を可能にするという、まさに画期的なアイデアを実現している。
その記念すべき第一弾として発表されたのは、サッカー史に輝く二人のブラジル人レジェンドの足元を飾った、アイコニックなシグネチャーモデルをオマージュした2モデル。
一つは、1998年のワールドカップで"怪物"ロナウド（R9）が着用し、世界中のサッカー少年の度肝を抜いた初代"MERCURIAL R9 (マーキュリアル R9)"をベースとしたモデル。当時を彷彿とさせる、流線的でスピード感あふれるアッパーデザインに、メタリックシルバー、ブルー、そしてイエローという大胆な配色が施され、あの頃の興奮を鮮やかに蘇らせる。
そしてもう一つは、2005年に"魔法使い"ロナウジーニョが華麗なテクニックを披露した際に履いていた"TIEMPO LEGEND 10R (ティエンポ レジェンド 10R)"にインスパイアされたモデル。真っ白なレザーアッパーに、エレガントなゴールドの差し色が施されたリッチなカラーリングが再現されている。
すでにライバルである"ADIDAS (アディダス)"も、"F50 ADIFRAME WALKABLE CLEAT (F50 アディフレーム ウォーカブル クリート)"といった同様のコンセプトを持つモデルを発表しており、ファッションシーンにおいてサッカースパイクを着用するという新たなトレンドは、この"NIKE CRYOSHOT (ナイキ クライオショット)"の登場によって、さらに加速することは間違いないだろう。
海外では2025年夏にナイキ取扱店にて発売予定。価格は未定。また新たな情報が入り次第、スニーカーウォーズのXやFacebookなどで報告したい。 House of Heat より