巧みなカットアウトで下地を見せるニュースタイル!
移り変わりの激しいファッションシーンにおいて、クラシックなシルエットからテクニカルな要素を持つハイテクスニーカーへとトレンドが移行し、スニーカーテクノロジーが飛躍的な進化を遂げた1999年。まさに世紀の変わり目に、"NIKE(ナイキ)"から誕生したのが"AIR SUNDER MAX (エアサンダーマックス)"。足との一体感を追求した二重構造のアッパーが最大の特徴で、伸縮性に富んだネオプレーン素材を採用し、シューレースを覆い隠す大胆なクロージャージッパーを装備。このジッパーを開けると現れる"6453"という数字は、プッシュ式電話で"NIKE"と入力できる番号を示すという、ナイキらしい遊び心に満ちたギミックも話題を呼んだ。
さらに、反射素材を用いた菱形のマッドガードには無数の通気孔が施され、通気性と近未来的なビジュアルを高次元で両立。ミッドソールには軽量で衝撃吸収性に優れたファイロン素材を用い、前足部と後足部にはビジブル"AIR (エア)"を搭載することで、ランニングシューズ由来の高いパフォーマンスを確保。アウトソールには、まるでプリント基板を連想させるユニークな長方形のグリップパターンが施されるなど、細部にまでこだわり抜かれたデザインは、誕生から四半世紀以上が経過した今見ても全く新鮮さを失わず、現代のY2Kファッションとも完璧に共鳴し、再注目の時を迎えている。
そして今回、その"AIR SUNDER MAX"が、オリジナルのシルエットを踏襲しつつ、新たなデザインアプローチで現代仕様へアップデートされた。 アッパーは、深みのある幻想的なネイビーのグラデーションで彩られる。またアッパーの一部を巧みにカットアウトすることで、下地となる鮮やかなオレンジのネオプレーン素材が覗くという、斬新なレイヤード構造も魅力となっている。マッドガードには引き締まったブラックのレザーがあしらわれ、その上の菱形の補強パーツはオリジナル同様にリフレクティブ素材を採用し、光を受けてその存在感を主張する。このダークトーンのアッパーと、インナーブーティからのぞく鮮烈なオレンジとの大胆なコントラストが、これまでにないユニークで刺激的な色使いを生み出している。
日本国内では2025年6月13日にナイキ取扱店にて発売予定。価格は25,300円 (税込)。また新たな情報が入り次第、スニーカーウォーズのXやFacebookなどで報告したい。 atmos