1972年、"NIKE(ナイキ)"の共同創業者であり、伝説的な陸上コーチ、そして発明家でもあった"BILL BOWERMAN (ビル・バウワーマン)"の革新的なアイデアによって生み出された、"CORTEZ(コルテッツ)"。当初は日本の"ONITSUKATIGER (オニツカタイガー)"に委託して生産されていたが、ナイキの前身である"BRS (ブルーリボンスポーツ)"の独立に伴い、サイドにスウッシュを配したアイコニックなデザインへと変更された。当時としては画期的だったのは、硬さの異なるフォーム素材を組み合わせた厚めのミッドソール構造。これにより、高いクッション性と衝撃吸収性を両立させ、さらにヘリンボーンパターンのアウトソールが卓越したグリップ力を発揮。それまでのランニングシューズの常識を覆す存在となった。その独特の丸みを帯びたシャープなシルエット、つま先とかかと部分を補強するスエードパーツ、そしてサイドを大胆に駆け抜けるスウッシュマーク。このシンプルながらも完成された魅力的なフォルムは、スポーツの枠を超え、70年代のウエストコーストカルチャーや後のヒップホップファッションといった様々なシーンで愛され、誕生から半世紀以上が経過した現在も、新たなカラーや素材で次々とリリースされるナイキを代表する不朽の名作として、定番のポジションを築いている。
情熱的なクリムゾンレッドの上質なスエード素材で構築した新色がスタンバイ。鮮やかなレッドのキャンバスに、大きめで存在感のあるホワイトレザーのスウッシュが大胆に駆け抜ける。ヒール部分にもホワイトレザーが採用され、そこにはクラシックなブルーで"NIKE"のロゴが刺繍される。ミッドソールは真っ白なホワイトをベースに、コルテッツの象徴でもあるブルーのラインが中央に走り、オーセンティックな雰囲気を醸し出す。
日本国内では2025年6月6日にナイキ取扱店にて発売予定。価格は13,530円 (税込)。また新たな情報が入り次第、スニーカーウォーズのXやFacebookなどで報告したい。
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