2015年にシカゴを拠点に活動を開始した、"INFINITE ARCHIVES(インフィニット・アーカイブス)"。創設者のEASY OTABOR"は、"VIRGIL ABLOH"と"DON C"が設立したシカゴの名店"RSVP GALLERY"でメインバイヤー兼オペレーターを務めた経歴を持ち、ストリート&ユースカルチャーの最前線で経験を積んできた人物である。ブランド名"INFINITE ARCHIVES"には、“無限の記録”というその名の通り、過去の文化を無限にアーカイブして未来へ伝えていくという理念が込められている。「時間の経過に伴い、アート、音楽、スポーツ、政治、ポップカルチャーにおける決定的な瞬間を発掘し記録していくことで時代を刻む」ことがブランドの目的であり、過去と現在のつながりの重要性を強調するミッションを掲げている。"EASY OTABOR"自身、「身につける人にストーリーを届けたい」という想いからブランドを立ち上げたと語っており、「身に着けることで過去について学べる服」を作ることを目指している。
"JORDAN BRAND(ジョーダン ブランド)"との初のコラボレーションでは、歴史の中に埋もれがちであった名作に、スポットライトを当てて独自の魅力を組み込んだ。ベースは2002年にマイケル・ジョーダンの二度目の復帰を支えた一足、"AIR JORDAN 17(エアジョーダン17)"。20年以上の時を経て、2024年に待望の復刻を果たし、再び脚光を浴びたシルエットでもある。数あるアーカイブの中から、この玄人向けのモデルを選んだ点に、"INFINITE ARCHIVES"のブランド理念が感じ取れる。
3つのカラーウェイで構成され、今回のビーチカラーは、オフホワイトのレザーアッパーを基調とし、まるで静かな砂浜を思わせる淡いサンドトーンでまとめられている。深みのあるパープルとブラックのインナーブーティが、都会的なコントラストを演出。履き口には"ARCHIVES"のピスタグが控えめに縫い付けられる。右足のヒールには"IA"のロゴが鎮座する。さらに、"OTABOR"の故郷に敬意を表した"CHICAGO"カラーや、往年の名カラーを彷彿とさせる"COLLEGE BLUE"も確認されている。
海外では2025年10月17日にジョーダンブランド取扱店にて発売予定。価格は$305。また新たな情報が入り次第、スニーカーウォーズのXやFacebookなどで報告したい。