秋冬シーズンのスタイリングに溶け込む配色!
1970年代、米国で巻き起こったランニングブームの最中、"NIKE(ナイキ)"の共同創業者"BILL BOWERMAN(ビル・バウワーマン)"の手によって、一足の野心的なシューズが生み出された。"LONG DISTANCE(長距離)"を意味する"LD-1000"である。踵に厚みを持たせたフレア状のミッドソールなど、当時の最先端技術を結集。しかし、一部ランナーへの故障リスクが判明すると、ナイキはリコールを決断。この誠実な対応が、結果としてブランドへの信頼を不動のものとした、興味深い歴史を持つ一足である。
そのナイキ黎明期の名作が、2024年に現代のライフスタイルシューズとして復活。レトロランナーらしい大ぶりのスウッシュや特徴的なソール形状といったオリジナルの意匠を継承しつつ、現代のファッションシーンで輝きを放っている。
最新作は、秋冬のスタイリングに深みを与えるビターなブラウンカラーで登場。アッパーは通気性の良いメッシュパネルをベースに、補強パーツには毛足の長い温かみのあるスウェードを採用した。サイドを駆け抜けるスウッシュとヒールタブには、ヴィンテージ感を高めるセイルカラーを配置。ホワイトのミッドソールとブラックのワッフルソールというクラシックな組み合わせが、その魅力を一層引き立てる。物語を宿す一足が、落ち着いたカラーを纏い、新たな魅力を放つ。
日本国内では2025年9月6日にナイキ取扱店にて発売予定。価格は14,630円 (税込)。また新たな情報が入り次第、スニーカーウォーズのXやFacebookなどで報告したい。