楽園の記憶を纏う、濃紺のオリジナルカラーで復活へ!
1970年代、"ADIDAS(アディダス)"は世界各地のリゾート地や島々をテーマにした、通称"ISLAND SERIES(アイランドシリーズ)"を展開。その中でも、1973年に登場した"TAHITI(タヒチ)"は、南太平洋の楽園が持つ美しさを投影した一足として、スニーカーファンの間で伝説的な存在となっている。
元々はレジャーシューズとして企画された"タヒチ"。競技用とは一線を画す、その洗練されたデザインは、英国のフットボールスタジアムの観客席、通称"テラス"で独自のファッションを形成した"カジュアルズ"たちの心を掴んだ。楽園への憧憬を掻き立てる鮮やかなカラーとシンプルなシルエットは、テラスカルチャーの象徴として、ストリートへとその歴史を紡いでいった。
その歴史的名作が、オリジナルカラーを纏って待望の復刻を遂げる。アッパーは、タヒチの深い海を思わせる、上質なネイビースウェードで構築。サイドを飾るギザギザのスリーストライプスには、浅瀬の海のような鮮やかなブルーを配置した。
無駄を削ぎ落としたロープロファイルなシルエットと、フラットなソールが、70年代ならではのクラシックな魅力を放つ。今回の復刻では、ソールを精悍なブラックで引き締め、より現代的なスタイルへと昇華。アディダスの歴史と、ストリートカルチャーの熱気が交差した、珠玉の一足である。
海外では2025年10月3日にアディダス取扱店にて発売予定。価格は€120。また新たな情報が入り次第、スニーカーウォーズのXやFacebookなどで報告したい。