創造力が希望を紡ぐ"DOERNBECHER FREESTYLE" コレクション!
"NIKE(ナイキ)" とオレゴン健康科学大学 (OHSU) ドーレンベッカー小児病院が毎年実施している"DOERNBECHER FREESTYLE (ドーレンベッカー フリースタイル)"プログラム。これは、入院中の子供たちがナイキのデザイナーと協力し、自身の経験や個性をスニーカーデザインに昇華させる特別な慈善企画である。2004年に始まり、これまでに4,000万ドル以上の寄付金を集め、小児医療の研究や治療支援に役立てられてきた 。第21回となる2026年コレクションでは、6人の子供たちがデザインした "NIKE" 及び "JORDAN BRAND (ジョーダンブランド)" のフットウェアが登場する。
■AIR JORDAN 17 LOW "ZACH RUMBAUGH"(IO7684-921) $230
デザインを手掛けたのは、心停止から奇跡的に生還した18歳のザック・ランボー 。自動車やバイクの修理が好きな彼の情熱が、"AIR JORDAN 17(エアジョーダン17)" に注ぎ込まれた 。カスタムカーのラッピングをイメージした玉虫色のパープルアッパーに、高級車の内装を思わせるスエードを採用。アウトソールは暗闇で光る蓄光仕様で、エンジンの排気管が高熱で光る様を表現している。六角形のアイレットは整備士への夢を 、心臓のエンブレムが付いたトグルはCPRの重要性を訴える 。ヒールなどに刻まれた「38」は、彼が回復までに病院で過ごした日数を示している。
■NIKE AIR MAX PLUS "SERGIO CANO MARQUEZ"(IO7690-921) $180
希少疾患と闘いながらも、絵を描くことやゲームが大好きな11歳のセルジオ・カノ・マルケスがデザイン。彼の "AIR MAX PLUS(エアマックスプラス)" は、「違っていることはカッコいい」というメッセージを体現する、左右非対称の遊び心あふれる一足だ 。右足は夜の世界とビデオゲームをテーマに 、左足は昼の世界として、大好物のピザを食べる怪獣のグラフィックが描かれている。シュータンはバスケットボールの質感 、ヒールにはピクセル調の「SERGIO」ロゴ 、蓄光仕様のアウトソールにはゲームコントローラーのボタンのモチーフが施されている。
■NIKE AIR FORCE 1 '07 LOW "OLI FASONE-LANCASTER"(IO7688-921) $120
料理人を夢見る10歳のオリ・ファソン=ランカスターは、小児がんを克服した経験を持つ 。彼の "AIR FORCE 1(エアフォース1)" は、料理への情熱とポジティブな精神が詰まっている。サイドのスウッシュにはオリーブの枝が描かれ、フォークとスプーンのミニチュアが添えられる。アウトソールには、闘病中に希望の象徴として描いた虹が刻まれ 、ヒールタブには家の庭にあるオリーブの木の樹皮が再現されている。デュブレの「572」は入院中に歩いた歩数(フルマラソン相当)を表し 、隠しパッチには得意料理のレシピが記されている。
■NIKE V2K RUN "KHOVNY VIGNERY"(IO7691-921) $130
極度の早産で生まれ、生死に関わる症状を乗り越えた9歳のコブニー・ヴィグナリーがデザイン。彼女の "V2K RUN" は、想像力豊かで遊び心満載だ。左右で異なる鮮やかなカラーリングは、好きなアーティストのアルバムカバーから着想を得ている。ふわふわのファーやラメがあしらわれ 、シューレースには亡き兄との絆を示すビーズのブレスレットが巻かれている。光るクマのチャームやサルのぬいぐるみ、飼いたいと願うヘビの飾りが取り付けられ、まるでおもちゃ箱のような楽しさとなっている。
■NIKE VOMERO PLUS "MOLLY BELL"(IO7687-921) $165
フィールド生物学者を目指す、自閉症を抱える14歳のモリー・ベル 。彼女がデザインした "VOMERO PLUS (ボメロ プラス)" は、故郷オレゴンの美しい自然への愛が表現されている。アッパーにはオレゴン原産のカマスの花の刺繍 、内側のスウッシュには見る角度で表情を変える森林プリント 、アウトソールには小鹿のひづめ跡が隠されている。シュータンにはアニマル柄のファーがあしらわれ 、シューズには「自分だけの才能とその活かし方を知ることが大切」という、彼女が大切にする言葉も反映されている。
■NIKE AIR MAX DN8 "RAEGAN SCHEID"(IO7689-921) $210
先天性の心疾患による開心術を乗り越え、再びソフトボールに打ち込む13歳のレーガン・シャイド 。彼女の "AIR MAX DN8 (エアマックス DN8)" は、ソフトボールと大好きな海辺の風景がテーマとなる。チームカラーのピンクを基調に、ソフトボールのグローブやフィールドのイラスト 、8つのエアポッドにはボールの縫い目柄が施されている。ミッドソールの波模様はビーチを表現。ヒールには愛犬「ブルー」のチャームと、競技復帰を果たした記念日「5/11/24」が刻まれたタグが付く。インソールには座右の銘「I CAN DO HARD THINGS」が記されている。
海外では2026年にナイキ取扱店にて発売予定。また新たな情報が入り次第、スニーカーウォーズのXやFacebookなどで報告したい。